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高校生になって

第7章 放課後


早灘くんが見えなくなるまで目で追い
家のドアを開けた。

「ただいまー」

「「おかえり」」


「あれ、お父さんは?」

お父さんの姿が見当たらない

「今日は、出張ょ」
珍しいなんて思いながら

部屋に行こうと階段を上がる

「おぃ、姉ちゃん!!!
一緒に遊ぼうよー」

「ごめん。今日忙しかったから
また今度にして……ごめんね」

可愛い弟。
でも、今はそんなことしてる暇なんてないよ。
早く風花にメールしなくちゃ!!!

ポケットからケータイを取り出そうとすると紙がパラパラ

(あ、早灘くんのメアドだ……
そういえば交換したんだっけ

後でお礼言わなくちゃな。)

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