トライデント
第4章 輝ける瞳
結果は無駄に終わってしまった。
なんでも次の光への労働力が足りないと言うのである。
さらに悪い事に、リディアは風邪を引いて母親は看病に没頭し、父親は一人仕事をした。
父親はついに荒れ出した。
「くそっ!!お前がこんな時に病気にならなければ太陽は目の前だというのに!!」
父親はリディアに手をかける。
「やめてください!あなた!!リディアは悪くありません!!!」
母親は必死で守った。
「うるせえ!!」
「きゃあ!!」
父親は母親を殴った。
リディアは悲しく大泣きしていた。
「お前も無駄に涙を流すな!!どれだけ水分を集めるのが大変なのか分かってるのか!!」
母親はそれでもリディアを離さなかった。