トライデント
第1章 秩序のための別れ
レヴォンはイオの顎を指であげ、瞳を閉じて唇を近づけてみた。
もうそろそろ唇が触れるだろうか。
レヴォンの鼓動は激しく動いてたが、裏腹に顔の近づくスピードは亀より遅い。
イオ「あっ!待って!!」
レヴォンはビクッとして、顔を離した。
イオ「やっぱ、あたし怖いかも…。」
レヴォン「んだよ!もう!」
レヴォンはすねて再び寝転がった。
イオ「もう!仕方ないじゃん!初めてだし!!そんなにしたかった??」
レヴォン「そりゃ、したことないし、したかったかもな!」
レヴォンはすねてる。