トライデント
第5章 強きゆえに…
月の間、デイジーは料理を作って待っていた。
デイジー「ハーデス、私の料理は口に合わなかった?」
ハーデスの食事が進まないことにデイジーは気づいた。
ハーデス「そんなことはないよデイジー、君の料理はこの神殿で一番なのに。」
デイジー「じゃあどうして…。」
ハーデスはデイジーに聞いてみた。
ハーデス「ペルセポネーって言う女の子を知ってるか?」
デイジーも聞いたことない名前だった。
この神殿の子供の名前はほとんど知ってるハズのデイジーすらペルセポネーを知らなかった。
ハーデスはなんとなくそんな気がしていた。
ゲオルグ「なんだ?思い出したのは彼女の名前か?ハーデス。」
ハーデス「いや、それが、俺も知らないんだ…。」
疑問に思うゲオルグとデイジー、しかしそんな幼い子が神殿にいただろうか。
2人はそう思った。