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トライデント

第6章 ハーデス覚醒



浮かび上がっている死体のなかには、エルメスのものもあった。




デイジー「なんで、なんでこんなことに…。」





ゲオルグは泣きじゃくるデイジーをそっと抱きしめ、慰めた。




ゲオルグ「すまない、デイジー。」










その後、元老院や会場にいなかった生徒達がかけつけて、水没した闘技場の片付けが行われた。




五十数名の死者を弔う儀式も行われた。




デイジーはもう笑うことはなくなり、ゲオルグはポセイドンの称号を得ると同時にあらゆるものをなくしてしまい、槍を部屋に封印した。






ペルセポネーの姿はもうなかった。

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