トライデント
第9章 開戦、そして…
ペルセウス「ここは聖なる月の間、アテナのお客人でも入ることは許されん。すまんが、寝室は変えてもらおう。」
デイジー「べ、別に一緒に寝るとまでは!」
ペルセウス「一緒に!?それは許されんぞ!アテナの兵士よ!」
慌てるペルセウスにアイオスは言う。
アイオス「アイオスだ、覚えておけ。別に一緒にねてもかまわないじゃないか。アルテミスだかなんだか知らないが、デイジーはデイジーなんだよ!」
アイオスはペルセウスに言った。
ペルセウス「ふむ、まあいい。とりあえず、部屋を用意する。そこで泊まっていかれるとよい。」
そう言われると、アイオスは月の間から追い出された。
デイジー「ごめん!アイオス。明日、大事な話をしたい!だから、明日会おうね!」
ペルセウスはさっさとアイオスを追い出して寝室へ案内した。
案内された部屋は、さすがアルテミス神殿、作りは立派でベッドもある。
アイオス「すごい、これはこれでかたじけないな、ペルセウス。」
ペルセウス「ふっ、姫様のお優しい心があったからこそよ。ところでアイオス殿、そなたは姫様とどういう関係だ?」