トライデント
第9章 開戦、そして…
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アイオス「そうか、キースが。」
ペルセウス「キース、という名前なのか。お前達がここにきた理由は姫様と会いたかっただけなのだな?」
アイオスはうなずいた。
ペルセウス「なんと命知らずなやつらなんだ。この国が冷酷ならお前達は。」
アイオス「冷酷な国を、デイジーやゲオルグが作るはずもない。」
アイオスが言うと、ペルセウスも笑った。
ペルセウス「確かに、姫様は月の光のように美しいお方だ。心も同様にな。」
ペルセウスは顔をポリポリかいてアイオスにいう。
ペルセウス「すまない、アイオス殿。俺はお前達のことを勘違いしていたらしい。キース殿も違う部屋にて休ませる。今夜はゆっくりしていってくれ。」
アイオス「ありがとう、ペルセウス。」
そう言うと、ペルセウスはキースを探しに行った。