テキストサイズ

トライデント

第9章 開戦、そして…



デイジーは迷いながら言う。




デイジー「あの、、アイオス、このまま私とアルテミスの神殿を守っていかない??」





アイオスは驚いた。





確かにアイオスにとってアテナもアルテミスもアポロンもゼウスも関係はなかった。





デイジー、それがアイオスの生きる意味だからだ。





デイジー「ごめん、変なこと聞いたね…。アイオスはアテナの兵士、私はアルテミスの継承者、戦わなきゃいけないかもしれないのにね。」






アイオスは否定した。





アイオス「戦わないよ!絶対にな。そのためにレヴォンやゼウスを説得するんだ!どうせゲオルグだってそれを考えてるんだろ!?」





デイジーはにっこり笑ってこたえた。






デイジー「アイオスも分かってるんだね。やっぱりみんな変わってないんだよ。」





そのとき、マコレが戻った。




マコレ「アイオス様、デイジー様、キース殿が見つかりました。なんでもほとりの洞穴で眠っていらしたらしく。」




ぷっと、アイオスが笑った。




アイオス「あっはっはっはっ!キースらしいな。やっぱり無事だったんだな!」




デイジー「お、お客人になんて失礼なことを。私は姫失格ですね。」



デイジーは申しわけなさそうに言う。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ