トライデント
第9章 開戦、そして…
デイジー「マコレ、ごめんなさい。すぐにキースさんに謝罪を…。」
マコレは急いで出て行った。
アイオス「では、俺も行くとするか。」
アイオスは歩き出し、月の間を出ようとする。
デイジー「え!?ア、アイオス、やっぱり行っちゃうの??」
デイジーは不安そうな顔で聞いた。
アイオス「すまん、デイジー。これもまたイオとの約束でさ。」
デイジー「イオとの?」
アイオス「ああ、必ず戻ると約束した。あいつらも大変でさ!しかもキースもいるしこのまま残るわけにもいかない。だが、約束!俺達は絶対に戦わない!アテナとアルテミスは仲間だ!!」
グッと手をデイジーに向けてアイオスは言った。
デイジー「う、うん、それは仕方ない…ね。」
デイジーは寂しそうに言う。
しかし、状況は一変する。
アイオス「扉が、あかない…。」
月の間の扉が開かないのだ。