
トライデント
第10章 変わりゆく世界
辺りは暗くなってきた。
ペガサス「今晩は、一緒にイオさんを見守ってよ。だいたいどこへ行こうというのさ!」
ゲオルグ「確かに、行く宛がなくなってきたな。」
ゲオルグは、一晩三人で過ごすことにした。
焚き火をし、イオを2人で見守るペガサスとゲオルグ。
イオ「レヴォン…レヴォン…。」
寝言で悲しそうにイオはレヴォンの名を呼んでいた。
ペガサス「一体、イオさんとレヴォンはどんな仲だったんだい?」
ペガサスはゲオルグに聞く。
ゲオルグ「ふむ、昔はとんでもなくやんちゃな2人だったな。」
ゲオルグが2人の思い出話を語り出した。
ゲオルグ「あいつらの悪戯にはみんな困っていた。」
