トライデント
第11章 禁断の力と希望
ペルセポネー「お疲れ様、デイジー。あの神々を入れたら、ハーデス喜ぶわよ。」
クスクスと月の間でペルセポネーが笑う。
デイジー「どうして、こんなひどいことするの?」
デイジーは涙目でペルセポネーに聞いた。
ペルセポネー「これは戦争なのよ?ひどいもなにも基礎的な作戦じゃないの??」
デイジー「だからって、自分の神殿の民を人質にするなんて!」
ペルセポネーはデイジーの顎を指であげる。
ペルセポネー「分かってないのはあんたでしょ?こうでもしないと、あんた動いてくれないんだから。そして、父様に褒めてもらう。私の入った神殿の勝利を!そしたらハーデスも認めてもらえる。」
デイジー「そんなことのために、あなたは人の命を奪うの?」
ペルセポネー「そうよ?」
デイジーは最強の国なんてどうでも良かった。
こんな強い仲間なんていらなかった。
デイジー「う…。うう。」
ペルセポネー「泣いても仕方ないの。もうすぐゲオルグもハーデスもアポロンを倒してくるわよ。それまでの辛抱よ。」