
トライデント
第11章 禁断の力と希望
ペルセポネー「そんなことよりメデューサ殿、こんなところでお楽しみになられていたご様子ですが、ここがどんな場所か知っているのですか?」
ペルセポネーは細目で聞いた。
リディア「い、いえ、存じません。」
リディアは思い出して顔を赤くして答えた。
レヴォン「で、ここはただの洞穴ではないのか?」
レヴォンは後ろから聞いた。
ペルセポネー「見たところによると、アポロン様はもう身体が限界そうですね。しかしここはそんなあなた様にぴったりの洞窟、サタンの洞窟なのです。」
レヴォン「サタン、だと?」
サタン、神ではないもう一つの最強の力だった。
それは禁断であり悪魔に魂を売るも同然の継承なのだ。
ペルセポネー「もはやこの先にある泉でサタンを継承するしかないでしょう。その力でアテナを討つのです。」
「ペルセポネー……。」
ペルセポネー「その声は…!?」
ハーデス「ペルセポネー…。」
ペルセポネー「ハーデス!」
どこからともなくハーデスの声がきこえる。
ペルセポネー「またあなた冥界に!?」
ハーデス「ああ、すまんがテレポーテーションで俺と一緒にきてくれ。」
ハーデスに頼まれて、ペルセポネーは一言別れを告げると消えてしまった。
リディア「不気味なやつだ。ハーデスというとあのとき宮殿にいた…。」
レヴォン「リディア、サタンの泉にゆくぞ。」
