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トライデント

第1章 秩序のための別れ


アリシアがゲオルグの顔を両手で引っ張ってやり返す。



ゲオルグはパッとアリシアの手を握り、言った。


ゲオルグ「この孤児院で先生をして、アリシアもその手伝いかなにかをしてくれればいいさ。」


アリシア「ふむ?」



ゲオルグ「そしたら、いつまでも一緒だよ?」



アリシア「う、うん!!」



アリシアは満面の笑みでゲオルグに返した。



2人はその日、お互いの夢について語った。



幼さと未来への希望、それは彼らの生きる望みだった。

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