あたしのミチ、時々オトコ。
第1章 17歳・勤労女子高生。
『―あ、広い。』
初めてラブホテルに入った私達は、鍵をもらう時点でかなり戸惑った。
どこで見た記憶か知らないんだけど、私のラブホテルのイメージって、小さい窓からおばさんが鍵をくれるイメージだったんだよね。笑える。
ちょっとシステマチックな部屋選びに戸惑った後たどり着いた部屋はかなりキレイで。
シワなく張られたシーツの上に、ごろんと横になってみた。
『ダイちゃん、ベッドも広いねー』
『うん…』
ヤル気で来たんだろうに、物珍しさが勝ったのかダイちゃんはきょろきょろ辺りを見回していて。
何となく手持ちぶさたになった私は、テレビをつけてみる。
『―っ!!?』
…と、いきなり始まった本番真っ最中のアダルトビデオの大音量。
一瞬固まった私はあわててボリュームを下げ、ダイちゃんに『…やってるねぇ~…』なんて、間抜けな声を掛けた。
『なにやってんの』
と、ダイちゃんがさりげなく私の隣に腰を下ろす。
『いいじゃん、BGMにさ』
なんて、寝転がったまま軽口を叩いた私とダイちゃんの目が合って。
『……』
ダイちゃんが、私に覆い被さって来た。
―…自然と、お互いに息が上がっていた。
いつもみたいに、キスしながらダイちゃんが私の胸に手をやって来る。
違うのは―服の下に、手のひらが入ってきた事。
『…つめたい…』
キスの合間に呟いた私の言葉にはダイちゃんは答えず、
ブラも何もかも首側にたくしあげられて、ちょっと窮屈になった。
『…』
ダイちゃんが、不器用な手付きで脱がそうとしてくれるから、バンザイして手伝った。
上着が取れて、ずり上がったブラだけになった私は空いた手でダイちゃんの細い腰に手を滑らせる。
往復させると、『こそばい』と呟いたダイちゃんが、残ったブラも取り去ってしまった。
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