テキストサイズ

サンタとトナカイ、天使と私

第3章 青年

 教会からの帰り道、都会の街のきらびやかさはさっきまでの静かな美しさを讃えた教会がある場所とは信じられない。それにも関わらず私の気持ちは穏やかになっていた。
 家に戻り、オーブンを覗くとちょうど七面鳥が良い色に焼けていた。
 ガチャガチャと鍵穴の鳴る音と一緒に光が帰ってきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ