テキストサイズ

恋愛短編集

第1章 まぁくんの隣

 

きっとまぁくんは後悔しているのだろう





あの時、まぁくんが遅刻しなかったら…





あの時、まぁくんが走っていったら…





あの時、まぁくんとの待ち合わせ場所が違ったら…





私は助かっていたかもしれない





でもね





死んでしまったことはもう諦めたんだ





確かに死んじゃった時は凄く悲しかったよ





何度も何度も生き返りたいって思ったよ





でもそれは…もう無理だと分かったんだ





だからそれは諦めたんだ






でも、いつまでも悲しんでるまぁくんを見てたら…





逝くとこにも行けないんだよ


ストーリーメニュー

TOPTOPへ