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恋愛短編集

第1章 まぁくんの隣

 

ガタン―プシュー―…







いつの間にか駅に着いたようだ





どこかの幼稚園の遠足だろう





沢山の子供が乗ってきた





まぁくんの顔がまた下を向く





そしてその内の1人の子が





まぁくんの隣に―





私の場所に座った





当たり前だが私が見えている訳ない





その子と私は重なりあうように座る





でも決して重ならない





その子が泣いているまぁくんの方を向いた

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