恋愛短編集
第2章 ヤンデレな彼女
「昂は私の彼氏なんだよ!」
おいおい…そんなこっぱずかしいこと叫ぶなよ…
照れるじゃんか///
そう言う沙綾の顔も真っ赤である。
やっべ…可愛い……
「ヒューヒュー!お熱いねお2人さん!」
「あぁ!もう、茶化すな!!ゼッケン!!!!」
2人して茹でダコのように真っ赤だ。
ゼッケンは茶化すだけ茶化して、先に更衣室に行ってしまった。
「昂…」
沙綾が俺を見上げた。
いわゆる上目遣い。
ほんのり赤い頬がめっちゃ可愛い。
この顔、反則…///
「ごめんね」
「…別ににいいけどさ」
可愛いから許す!
こんな甘々なのが俺達だ。
俺は沙綾の頭を撫でて、ゼッケンの後を追って更衣室に向かった。