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恋愛短編集

第2章 ヤンデレな彼女

「なぁミッツ」

「ん~?」


更衣室で着替えていると、ゼッケンが話しかけてきた。


「今日、時間ある?」

「時間?別にあるけど…」

「今さぁ、演劇部男子でマック行こうぜって話でさぁ」


マックか…久々に行きたいな…

今日は課題も無いはずだし、行けるよな!


「了解!行くよ」

「分かった。じゃあ沙綾ちゃんに言っとけよ」


そうなのだ。

俺は毎日、沙綾と駅まで帰っている。

家が反対方向なのでホームで別れるのだが、それが日課だ。

だから寄り道する場合は、沙綾と別々に帰ることになる。

ま、駅まで一緒に行く奴は他にもいるし、大丈夫だよな…

俺はこの日、沙綾よりマックを取った(笑)

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