恋愛短編集
第2章 ヤンデレな彼女
それから約2時間。
俺達は劇について話し合った。
中々いい案が出て、きりがついたのが19:00。
「今日はこのくらいにしとくか!」
「そうだな…もう暗いし」
窓の外を見ると、薄暗い空が見える。
俺とゼッケンは同じ駅だが、日比野は逆方向のバス停に行かなくてはならない。
女の子を1人で帰すならば、これ以上遅いのは危ない。
ということで、まず日比野を帰すことにした。
「じゃあ日比野、お疲れー」
「はい!お疲れさまでした!」
そう言って日比野は帰っていった。
やっぱ、真面目でいい奴だよな。
「さて、ゼッケン。帰ろうぜ」
「帰ろうぜって…お前、沙綾ちゃんは?」
……
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忘れてたぁああぁぁあー!!!!!!!