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恋愛短編集

第4章 反対側のキスマーク

朗と出会ったのは高3の始め。


バイト先のカフェの常連さんだった。


始めは見ているだけだった。


かっこいい人がいるもんだなぁ、って思ってた。


そしたら…



「お姉さん、可愛いね」



今思うと、ナンパにしか思えないな(笑)


でも、その時は話しかけてくれたことが嬉しくって仕方なかった。


それから沢山話すようになって、朗のことを色々と知った。


私より6つ上ということや、近くの企業に勤めていること。


好きな女性のタイプなんかも聞いた。



私とそのタイプはかけ離れていたけど、それでも私は告白した。



驚いてはいたけど、笑って了承してくれた朗。


初めてもくれた朗。


優しくて、かっこよくて、私の自慢の彼氏。



そんな朗が本当に、本当に大好き












だった。

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