テキストサイズ

恋愛短編集

第1章 まぁくんの隣

私は開いた口を塞ぎ、また数学の問題と向き合う





あ、れ………?





解き方、分からなくなっちゃったじゃん!





せっかく閃きかけてたのに!





あぁー………仕方ない…………





もう一度かんがえるか……





私はへこんだ気持ちを押さえ、気合いを入れ直して、シャーペンを握り直す





すると―





すっ―…





私のノートの上に白い紙ヒコーキが着地する





はい?紙ヒコーキ?





飛んできた方を見ると彼が起きていた





"開けて"





彼は口を動かした





私は不思議に思いつつ、紙ヒコーキを開ける

ストーリーメニュー

TOPTOPへ