恋愛短編集
第4章 反対側のキスマーク
「分かった。じゃあいっぱいイチャイチャしよう」
朗はちょっと恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑った。
あぁ…この笑顔、好き///
「そういえば今日は何の用事だったの?電話もかけてくれたみたいだけど…」
「あっ…と、こないだはごめんというか…なんと言うか…」
ちょっと慌てる朗。
というか照れてる…?
「俺、嫌われたんじゃないかって思って…悩んでたら連絡遅くなっちゃったし、申し訳なくて…」
なんだ、そういうことか。
お互いがお互いの気持ちを分かってなかったんだね。
「朗」
「ん?」
「いっぱい考えてくれてありがとう…」
私がお礼を言うとちょっと驚いた様に目を開き、そして私の頭を優しくゆっくりと撫でてくれた。