°・キミとのHな365日・°・
第2章 Ⅱ
---紫龍side---
「あーさみいっ!!」
隣でいきなり作倉が叫んだ
「4月なのにまだ寒いってどーゆー事だよっなぁ紫龍!?」
「えっあぁっ…ってかここ桜凄くね?」
学校の前にある四本の桜の木にはたくさんの花を咲かせている
「えっ俺?」
「ばーかこっちの桜だよ(笑)」
作倉は笑いながら木によじ登った
作倉徹(サクラトオル)は俺の中学からのダチ。
桜色の髪の毛は名前にちなんでらしい…
顔はモデル並にカッコイいのに、性格はガキ
まぁそんな所が良いんだけど…
「紫龍も登るかー?」
「登るわけねーだろ」
「あ、紫龍ちゃん怖い?ママが乗せてあげまちょうか?」
「アホが!怖くなんて…」
ビュオオオオオッ!!
「うわっ」
「ぎゃあああああっ!!」