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°・キミとのHな365日・°・

第3章 Ⅲ





『―…君には無理だけど、誰かいないの?』



『…亜子さんが残した財産っていくらあるんだ?』








みんな、ピタリと止まった。





『わ、私が朱那ちゃんを預かるわっ』


『なっ!?財産目当てでしょ?!』



『朱那が一番懐いてたのは、俺だからなっ』




そう言って、私の前に沢山のイヤらしい笑顔を見せた沢山の大人が立っていた…。




『なぁ朱那ちゃん!?おじさんの所へおいでぇっ』


ぐいっとまだ小さかった手を引っ張られた



「い、いやっ」




『僕が預かります』



「まちゅ兄ぃ…」




『大の大人がよってたかって財産目当てでこんな小さな子を引き取るなどともめるのは大人げないと思いませんかっ!?』






そうして当時20歳代だったマスター(松阪)が私を引き取ることになった








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