°・キミとのHな365日・°・
第4章 Ⅳ
キュッとまた一段きつく締められた
“死”
いつでも覚悟してたのが、今目の前にある。
あ、死ぬんだ
そう思った時だった。
ドカッン!!
「松坂ぁぁぁぁあっ!!」
「「!?」」
扉が壊れ、男の怒鳴り声と黒いスーツを着たいかにもガラの悪そうな連中が店に押し寄せてきた
「あっ…あぁっ…」
マスターはいきなり首から手を離し、真っ青な顔をして奥の部屋に逃げ込んでいった。
その後を追うようにガラの悪い人達が追いかけていった。
「松坂ぁ待てゴラァァア!!」
「金返せやぁぁっ!!」
バタバタと嵐が通り過ぎた後みたいにに私はへたりと床にへたり込んだ。