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理想の男の子

第11章 新しい関係

「足りないの?いけない子だね…」

手を私の頬にそえられた

き、キスされる!?


ゴチンッ


「いったぁ…」

どうやらキスではなくおでこを

ぶつけられたようだった

「ダメだよ、今度ね♪」

笑顔で言うとご飯を食べ出す

なんで…キスしてくれないの?

心がズキズキした

「…」

黙る私を見て

ようへいさんはこう言った

「そういえば僕のことさん付けだよね?」

「…うん」

「呼び捨てで、呼んでくれたら嬉しいな」

呼び捨てですか…

呼び捨て…

「呼び捨て!?」

ガタンと立ち上がる私

「む、無理!恥ずかしい///」

顔を手で隠しながらそう言った

「まい…言って?」

ちゃん付けじゃないその言葉に

反応してさらに顔が熱くなる







覚悟を決め、口を開けた

「よ…」

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