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理想の男の子

第7章 朝

「まさきー!起きてー!」

全力で布団を引っ張り

全力で体を揺すったものの

「き、強敵だ…」

一向に起きない\(・∀・)/



「んー・・」

眠たそうに目を開ける

起きてんのか…起きてないのか…

「誰?」

「は?」

まさか寝ぼけてんの?

「まいだけど…」

「まい?」

一気に笑顔になるまさき

ほわわんと、とろんとしたような

顔で見つめられる

「な、なに…//」

あれ?

可愛いじゃん…



「ちゅーしてくれなきゃ起きない」

そんなことを言い出すまさき

まるで幼稚園児のように

手を広げ私を向かい入れようとする

「え・・?・・え!?」

「ちゅーして」

何歳ですか!

それ以上にキュンキュンな心

いつものまさきとのギャップが…

たまらーん!

「まーい、ちゅーしてくれないの?」

寂しそうな顔で言ってくる


キュン


「しません!」

いけない!

まさきを起こさなきゃ!

「えー・・」

「えーじゃないの!ほら起きて」

まさきの腕を掴んで引っ張ろうとする


けど、まさきが逆に引っ張ってきた

「え・・!?」

驚く私

「まーいー 好きぃー」

そう言いながら頬をスリスリしてくる

「ちょ・・起きなさい!」

嬉しいけど…!

早く起きないと遅刻する!

「やめ・・まさき!///」

「んー・・?なぁーに?」

まさき君まだ起きませーん

どうしましょうか…

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