テキストサイズ

理想の男の子

第8章 昼

「すみません…ありがとう…ござ…」

「まいちゃんだね?」

お茶を受け止めてくれたのは

若い優しそうな男の人だった

その男の人は笑顔で私の名前を言う

「なんで知ってるんですか…」

こんな人、私知らない

友達の友達?ご近所さん?

頭をフル回転させても結論無し

「あー そっかそっか♪」

「あ、はい…」

何この人…フレンドリー…

「それ俺が買ってあげるよ」

おそばとお茶を指差す男の人

「いえ…悪いんで…」

「はい!買うからお話しよ♪」

な、なに!?

背中を押されレジに向かわされる

…ナンパですか!?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ