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理想の男の子

第8章 昼

「俺は伊藤大河(イトウ・タイガ)」

「伊藤さん…」

ごく普通の名前だ

もうちょっとチャラくてもよかったw

「大河でいいよ」

私の手を握りそう言った

「あ…え…あの…はい…」

握られた行為に引きつつ返事をする

スキンシップ激しいよ!

「あの…もう行きますね」

そう言い立ち上がる私

それと同時に握っている手を振り払う

「あ、これ。よろしくね」

名刺を差し出され受けとる私

こんなもの持ってるなんて…

意外な事実に唖然とする私

「じゃあまた」

爽やかに去って行った大河さん

私の心には危ない人ということは

確定していた

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