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理想の男の子

第8章 昼

急いでまさきの家に帰り

玄関の扉を開けた

<ガチャ・・>

「おじゃましっ・・・!?」

物凄い速さで

階段をかけ降りるまさきに








抱きつかれた…

「…まさ…」







「心配したじゃん…」

抱き締める力を強くして

震える声でそう言ったまさき



心がキュンとした

まさきって意外とカッコいいじゃん…

ちゃんと心配してくれるし

帰りも待ってくれる

「…まさき」

いとうしくなって

私もまさきを抱きしめる

「好きだよ…」

「そんなこと知ってる」

相変わらずぶっきらぼうな返事

私本当は知ってる、まさきって

ツンツンした態度は照れ隠しで

本当は嬉しくてたまらないことを…

普段は心配とか好きとか言えないけど

ちゃんと思ってくれてるってこと

「大好き…まさき?」

「なに…?」

そんなまさきがカッコよくて

可愛くて…

いとおしくて…








「キスしよ…?」

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