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理想の男の子

第9章 出会い

「お前…」

呼吸を整える

初めての快感について行けない体は

はぁはぁと酸素を欲しがる

「さっき呼び捨てしたよな?」

あっ…

「ごめんなさい…」

何となく謝ってみた

私失礼なことした?

わかんないや…

「いや、別にいいけどさ…」

「はぁ…」

意味わかんない

っていうか!

「あんた私に何したのよ!!」

今までしてたことを攻め立てる

「別に。感じてる人が何言ってんの」

「ムカつく…!」

ははんとでも言いそうな顔で

上から見下ろされる。

「…何よ」

ムスッとした顔で見上げる



ドキッ



何この人…

私にとっては好みな方の顔だ…

カッコいいんだけど、おっとりしてて

ぼけーっとしてる顔。

「ん?惚れた?」

そんな言葉に頬を染める

「ち、違うわよ!///」

ドンッとまさきくんを突き飛ばし

教室に帰ろうとする私を

まさきくんが私の手を握り阻止した。

「…なに…」

「遊ぼ♪」

まぁ、今教室行っても

怒られるだけだし…

別にいいかな

「いいけど…」

「けど?」

「変なことしないでよ…」

「変なことって?」

「~!/// なんでもない!///」

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