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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第13章 その日

美保side

そっち行って良い?
って電話から、2時間がたった。

一人で、想い出を手繰ると


決心が鈍りそうになる。


キミが来るまでに、泣けるだけ泣いて、バレない様にメイクをした。


メールがくる。


「今、にのとそっち向かってる。部屋番は?」


「1415だよ。」


メールを返信してから20分後


コンコンコン。


ドアがノックされた。


心拍数が上がる。


普通に…


普通にしなきゃ。

ガチャ


ドアを開けた。


サヨナラまでのカウントが始まる。

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