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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第4章 二人の時間

俺達は、それからあまり喋らなかった。
二人だけの大事時間。

少し酔ったのか、俺はうとうとしてしまった。


気が付くと毛布が掛かってて、俺の横でちっちゃくなって美保も寝ていた。

毛布をかけ直してやろうとしたら

「……ぅん?」

と、方目を擦って俺見る。
「ごめん…起こした?」

「ううん、平気。」

「ベットで寝てれば良かったじゃんか?」

「……だって」

「ん?」

「翔ちゃんとくっついてたいじゃんか!」

そう言って俺の腕に顔沈める。

可愛い過ぎるわ。

俺達は今は何も出来ない。

ただ、ひっそり愛を育む事しか出来ない。

世間に知られてはいけない。
それが今は彼女を守る事だと思うから。
この先一緒に居るために今はただ、こうしているだけしか出来ないんだ。

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