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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第4章 二人の時間

美保side
翔ちゃんとくっついていたい。

今はこれを言うのが精一杯。

負担になりたくない。

この状況は二人で出した結論。

一緒に居るための結論。

「コンビニ行くけど何かいる?」

「あ、大丈夫~」

翔ちゃんは新聞を買いに行く。

歩いて2分のコンビニに帽子にマスクに伊達眼鏡のフル装備で

勿論一緒になんて行けない。

コンビニにすら一緒行けない恋もある。

翔ちゃんがコンビニに向かって直ぐに携帯が鳴った。

翔ちゃんの携帯だ。

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