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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第5章 大人の事情

翔side

俺は、車を運転しながら、とにかく美保が傷付かない方法考えた。


多分そんな方法はないんだろーな。

大なり小なり写真が出れば傷付かない訳にはいかない。

2年間細心の注意をはらっていたつもりだった。

全く誰にも気付かれなかった。

メンバーにさえも。

油断したんだ。

バカだ!

事務所に着くとレコードレーベルの方の社長がいた。

「お疲れ様です。」

「座りなさい。」

「失礼します。」

「付き合ってるの?古市美保と」

「はい。」

「そう。ダメよ別れなさい。」

「……別れられません!」

「これは、決定よ。この件に関して貴方の意見は聞かないから。
明日、写真はでるわ。事務所からもコメントを出すから、お友達って、向こうの事務所とも打合せ済みだから!」

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