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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第5章 大人の事情

別れるなんて俺の頭には微塵なかった。

あるわけないよ。

「あの、世間的にはお友達で良いです、けど別れられません。」


「何度も言わせないで!決定よ!また写真撮られたらどうするの?あの娘に迷惑がかかるのよ?うちのタレントと噂になって出てこれなくなった、若手の女優やタレントを貴方も沢山見てるでしょ?彼女は良い女優になるわよ。その芽をあんたが摘む気?貴方が需要がある層を考えなさい!スポンサーを考えなさい!メンバーの事も考えなさい!貴方は一人でここまで来たんじゃないのよ!」

ぐうの音も出ないとはこう言う事だ。

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