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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第8章 距離と隙間

翔side


朝、電話をチェックすると、美保からの着信は無かった。


そんな、些細な事に、腹がたつ。


俺は小さい。


前なら、遅かったんだな。って体調の心配をするくらいの気持ちの余裕はあった。


自己嫌悪に落ちていると、携帯がなる。


美保からメールだ。


慌てて見る。




美保のメールはたわいのない内容だった。



美保は平気なんだろうか?



そんな訳ない。


冷静になれば分かるのに



俺は毎日の忙しさと好きな女一人守れないストレス


俺は、素っ気ない返信をしてしまう。


溝の埋め方がわからない。

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