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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第9章 時間

にののお陰でカラカラだっあたしは、心が潤った気がした。


相変わらず家に着いたのは深夜だった。


キミはもう、寝てるかな。
明日も早いよね。


「寝てるよね。翔ちゃん今日電話ありがとう。声が聞けて嬉しかったよ!愛してるよ。なーんて(笑)オヤスミ!!」
メールを打った。

「愛してるよ。」

だって!!


メールでも良いから言葉にしたかった。


恥ずかしすぎて、ふざけちゃったけど


伝わってね……



3時間位寝るとマネージャーが迎えに来て仕事に行く。


逢えるかも。って期待があるといつもより身体は軽い。


恋するって事は芸能人だろーが、学生だろーが、OLだろーが、変わらない。

ただの女子になれる。


お昼前、翔から、メールが入る。


「話があるんだ。電話出来る時にして欲しい。夜中でもいいから…」


もう、悪い予感しかしない。

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