なんやかんやでモテる主人公
第3章 ありきたりな強がり
「へー‥聞いてないんだー」
「う…うん」
何この空気ー‥
重いしなんか……息が詰まりそうな感じ……。
これが彼、独特の雰囲気というヤツなのか……だとしたら私は完全に苦手という領域のヤツだ。
「じゃ…じゃあ白川く…ん。私そろそろ帰るね?」
そう言って席から立ち上がると
ドンっ…と大きな音を立てて私は
教室に倒れこんだ。
…正確には白川くんも一緒に。
「…え?し…らかわ……く…ん…?は…放してっ…!」
彼に上からまたがられている状態で私は身動きが出来なくなっていた。
「え?ヤダよ。だってここからの眺め最高だもん。」
「は…はぁっ…?!意味分かんないからっ…!!」
な…なんだよコイツー…
「あぁ。可愛い。その俺を憎むような目たまんないね」
そう言って彼は私のブラウスに
手をかけた。
「……えぇ!!ちょ…や…やめてってば…!」
プチ…プチ……足をバタバタさせて
抵抗してみるものの、抵抗虚しく私はブラウスのボタンを全て外されてしまった。
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