なんやかんやでモテる主人公
第6章 ありきたりな穴
「えー。南ー。何か良いことあったろ?」
「ちょっとね♪」
そして少し真剣な顔をして私を見るゆう。
「南好きな人出来たの?」
「はっ?!出来る訳ないじゃん!恋はもうこりごりだよーって」
少しホッとしたような顔をするゆうは、私の胸元のネックレスに目をやった。
「あー!!!!!南ー!!今流行りのsmallheartつけてるー!!!」
っとつかさず飛んでくるゆっち。
「これ今スッゴい流行っててなかなか手に入らないんだよー?!しかも値段も高くて私ら学生には到底手の届かないものを…南がつけてるなんて…(笑)」
いやいや!バカにしてるでしょ!
ってか…先生そんな凄いものを私なんかに…
胸の奥がキュッと締め付けられる感じがした。
「んで。誰からもらったの?」
目が怖いっすよゆうさん。
「えー!ゆうの目こわーい!!どんだけ南の事好きなのよって(笑)お母さんから買ってもらったんだよね?南?」
「バッ……//誰がこんなチビ好きなんだよ…バカッ……//」
「はいはい。どうせチビですよーだ。
そうそうっ…!!私がだだコネて買ってもらっちゃった…!!」
「やっぱりー?そんな事だと思ったー!」
次移動教室遅れないようにね!なんて言い残してゆっちは去っていった。
「んで。誰からもらったのって?」
お見通しっすか←