なんやかんやでモテる主人公
第10章 ありきたりな接触
時間が経つのはあっという間で
もう5限目を迎えていた。
私の嫌いな英語の時間…
あぁ‥つまんない。つまんなーい。
眠りにつこうとした、その時…
コツッ…
私の頭にコツンっと当たる
丸められた紙切れ。
中を開くと…そこには
″まだ先輩の事忘れらんない?″
っと…少し乱雑な字で書かれていて…
その字は…昔っから見慣れてるし、
差出人が誰なのかスグに分かる物だった。
私は、小さいパンダのメモ用紙に
″忘れらんない訳じゃないけど…前みたいに気にならなくなったよ?″
っと書いて、朝…私に突然キスをしてきた差出人へと返事を書いて、投げた。
コツン…
頭に当たるような音が私の耳に入る。
すると…返事の事なんて忘れかけていた、その時
コツッ…
下に落としやがって…!
下に落ちた紙を…先生に見つからないように、さりげなく拾った。
中を開くと…
″ごめん。やっぱ好き″
って書かれていて…