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なんやかんやでモテる主人公

第14章 ありきたりな光




ガチャン





「夜ご飯も、もう持ってこようか?」






パチッ





3人の中でも、おとなしくて
どこか抜けている、あきの君と目があう。









「?」






あ。

頭の上にハテナマークが見えるよ…あきの君…









「えっと…ビール飲むんだったら
ご飯もついでだし、持って来ようか?」













内容を理解した、あきの君は


「うん。やったら、俺も手伝うで?」








そう言って、テレビに釘付けな

皆をおいて、あきの君は

私と一緒にキッチンへと向かった。












「すげー。これ全部、南ちゃん作ったん?」







「そう!……って言いたい所だけど
残念ながら兄です(笑)」









すると、凄く真剣な顔つきで







「健介の手料理食う事になんのかぁ…」







あきの君は、私の知っている友達?

で、唯一の関西弁の人。








顔と性格には、合わない関西弁が

彼のまた良いところ。









「お兄ちゃんの、サバのみそ煮は
絶品やで?」







へったくそな関西弁で真似をすると

きょとんって顔をするあきの君。






「もっかい言うて?」

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