なんやかんやでモテる主人公
第14章 ありきたりな光
コンコンッー‥
「南ー電話ー」
ガチャン
少し顔を出して、兄を見る。
「誰?」
「なつき…」
兄が言い終える前に電話を
兄から取った。
「ありがと!」
そう言って勢いよく
ドアを閉める。
大きく息を吸って
スー‥
『もしもし。南ちゃん?』
ブハッ
『は…はいっ…』
何やってんだ…私…//
『ふふ……今大丈夫?』
『もちろんです!!』
当たり前です!(笑)
顔がトロンっとなってる私が
ドレッサーの鏡にうつる。
…キモッ
うーっとほっぺをつねる。
『元気そうだね?』
『そうですか?』
だって…先生から電話が
来たんだもん!!
『うん。今ねー‥外雪降ってるよ?』