♡Hなアパート生活♡
第22章 修羅場
「帰るぞ」
陽はさっさと歩き始めた。
私もあとについていく。頭の中はぐちゃぐちゃだ。
浩太を追いかけなかった
浩太に何も言えなかった
そんな自分が嫌になる。
…でも一番嫌なのは
陽が私が泣いてることを怒ってくれたことがうれしいと思ってる自分。
浩太をあんなに傷つけといて…最低だ。
「…茶でも飲んでけば」
アパートに着くと陽はそう言った。
私はうなずいて、陽の部屋におじゃました。
前みたいに、陽はお茶を煎れてくれた。あったかくておいしい。
「…なんでお茶なの?」
「はぁ?」
「コーヒーとか紅茶とか飲まないの?陽がお茶ってなんか似合わない…」
「うるせえよ」
…あ、そっぽ向いちゃった。
怒ったかな?
「…………じいちゃんがよく煎れてくれたから」
「…おじいちゃん?」
「そうだよ。それにやっぱり大福には緑茶だろっ」
…あれ?陽の耳、少し赤い。
照れてるのかな……
「……くすっ…」
「はぁ?なに笑ってんだよ!」
「…ご、ごめん……ふふっ…」
「なんだよ、ムカつくな。ムカつくからコンビニで苺大福買ってこい」
「え!なんでよ!」
「うるさい。命令だ。嫌なら出てけよ」
…やっぱり嫌なやつ。
えらそうで、ワガママで、ムカつく…けど…
私はお財布を持って立ち上がった。
「…なんだよ、お前。パシりなのに楽しそうにして」
「別に!」
コンビニはすぐ近くだ。
私は苺大福を買いに出かけた。
陽はさっさと歩き始めた。
私もあとについていく。頭の中はぐちゃぐちゃだ。
浩太を追いかけなかった
浩太に何も言えなかった
そんな自分が嫌になる。
…でも一番嫌なのは
陽が私が泣いてることを怒ってくれたことがうれしいと思ってる自分。
浩太をあんなに傷つけといて…最低だ。
「…茶でも飲んでけば」
アパートに着くと陽はそう言った。
私はうなずいて、陽の部屋におじゃました。
前みたいに、陽はお茶を煎れてくれた。あったかくておいしい。
「…なんでお茶なの?」
「はぁ?」
「コーヒーとか紅茶とか飲まないの?陽がお茶ってなんか似合わない…」
「うるせえよ」
…あ、そっぽ向いちゃった。
怒ったかな?
「…………じいちゃんがよく煎れてくれたから」
「…おじいちゃん?」
「そうだよ。それにやっぱり大福には緑茶だろっ」
…あれ?陽の耳、少し赤い。
照れてるのかな……
「……くすっ…」
「はぁ?なに笑ってんだよ!」
「…ご、ごめん……ふふっ…」
「なんだよ、ムカつくな。ムカつくからコンビニで苺大福買ってこい」
「え!なんでよ!」
「うるさい。命令だ。嫌なら出てけよ」
…やっぱり嫌なやつ。
えらそうで、ワガママで、ムカつく…けど…
私はお財布を持って立ち上がった。
「…なんだよ、お前。パシりなのに楽しそうにして」
「別に!」
コンビニはすぐ近くだ。
私は苺大福を買いに出かけた。