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自分の部屋に戻る。





ポロッ…

なぜか涙が出た。





かっこいいけど
口は悪いし
自分勝手だし
無愛想でかんじ悪いやつ

でも
助けてくれた
ツラいとき、そばにいてくれた

いつも人を睨みつけてるのに
寝顔はかわいくて
ときどき見せる笑顔







私、陽のこと、もっと知りたいと思った






浩太がいて、最低だけど
何度自分でも否定しようと思ったけど

これが正直な気持ち




でも、もうやめる
陽のこと考えるのはやめるんだ

陽はあくまで同じアパートの人

特別なんかじゃない………






「…これで…よかったんだよね…」






私は陽への気持ちに蓋をした。