♡Hなアパート生活♡
第29章 さよなら
浩太との帰り道ー…
里香に話を聞いてもらって、背中を押してもらったけど…
浩太には何も言い出せずにいた。
あっというまに、アパートが見える。
「…結花ちゃん!!」
アパートの前で、私を待っていた様子の渚が、私の姿に気がつくと駆け寄ってきた。
「……陽くん、行っちゃったよ!!
もう戻ってこないって……
いいの?!まだ駅にいると思うから…
今追いかけたら間に合うから…!!」
………陽が
出て行った……………
頭が真っ白になる。
こんなに早く……?
バイバイも言えずに?
でも、帰った方がいいって言ったのは私だ
「結花ちゃん!!」
渚がほとんど泣きそうな声を出しながら、私の肩を揺する。
「………渚ちゃん、ちょっと…」
あとを追いかけてきた檜山さんが、渚を私から引き離して、浩太の方に目をやる。
渚もハッと気付いて、うつむいた。
「僕たちはアパートに戻ろう。ね…」
檜山さんは浩太に会釈すると、渚を連れてアパートへ歩き出した。
里香に話を聞いてもらって、背中を押してもらったけど…
浩太には何も言い出せずにいた。
あっというまに、アパートが見える。
「…結花ちゃん!!」
アパートの前で、私を待っていた様子の渚が、私の姿に気がつくと駆け寄ってきた。
「……陽くん、行っちゃったよ!!
もう戻ってこないって……
いいの?!まだ駅にいると思うから…
今追いかけたら間に合うから…!!」
………陽が
出て行った……………
頭が真っ白になる。
こんなに早く……?
バイバイも言えずに?
でも、帰った方がいいって言ったのは私だ
「結花ちゃん!!」
渚がほとんど泣きそうな声を出しながら、私の肩を揺する。
「………渚ちゃん、ちょっと…」
あとを追いかけてきた檜山さんが、渚を私から引き離して、浩太の方に目をやる。
渚もハッと気付いて、うつむいた。
「僕たちはアパートに戻ろう。ね…」
檜山さんは浩太に会釈すると、渚を連れてアパートへ歩き出した。