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♡Hなアパート生活♡

第9章 ヤキモチ

「屋上って意外と人、いないんだね」
「…そうだな」




ん~…やっぱりいつもの浩太とちょっと違う…




「…………」
「…………」



お互い無言でお昼を食べる。

朝はあんなふうにうれしいこと言ってくれたけど、やっぱり嫌われたのかな。

陽とのこと、なんか勘違いされちゃったのかな。

考えれば考えるほど落ち込んでくる…




「…ゆ、結花?!」




浩太の驚いた声。
気付いたら涙がポロポロこぼれていた。




「どうしたんだよ」
「……それはこっちのせりふだよ…」
「え?」
「だ、だって…浩太…なんか変なんだもん…私、嫌われたのかなって…思って……」




泣きじゃくりながらなんとか話す。

浩太は頭をくしゃくしゃっとかいて、私を思い切り抱きしめた。




「………ごめん!ごめん、ほんとごめん!」
「………?」



「嫌いになるわけないだろ。そうじゃなくなくて…ちょっと考え事してて…」



「……なにを?」



「……俺、結花のこと、本当に好きなんだよ。すげえ好きでさ。



特にセックスしてから…結花と少しでも一緒にいたいし、他の男が結花に近付くとか絶対嫌でさ。結花をとにかく独占してたくなって…



でも嫉妬とか束縛とか…格好悪いだろ。だから結花にそういう気持ち、バレたくなくて…



昨日も電話で変なことさせちゃうし、このままじゃ結花に嫌われるって思って、どうしたらいいんだろうってずっと考えてた。



…でも…やっぱり結花のこと、俺が独占したい」

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