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〜ワタシの秘め事日記〜未来のワタシへ

第5章 〜気弱なオトコ「スミヤ」〜

初めて抱いてからというもの、ヨシはさらに通ってくるようになった。
相変わらず、笑った顔がかわいすぎる。
平行して結果4ヶ月の客だったカズキもまだ通っていた頃。

新たな一人のオトコが弱々しくも話しかけてきた。

双子の子を持つ父親で、見るからにか弱く頼り甲斐のなさそうなサラリーマン「スミヤ」。

ヒトメボレ

彼の目がはっきりと物語っていた。
「はじめまして」
比較的さわやかでまあまあな見た目。
ちょっとおとなしいが、害はなさそうかな?
「こんにちは!」
とりあえず取り込んでみることにした。

一見おとなしく純情そうに見えるワタシは、こういう輩にも好かれる。だがワタシはタイプじゃない。
こちらが盛り上げリードする、なんとも頭の痛い客だ。

そんなワタシの思いをよそに、スミヤはワタシにのめりこんでいった。

彼もまた、ヨシと一緒でごく普通のサラリーマンだ。
週末になると必ずやってきた。

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