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その日が終わり、かなり冷めていたワタシの頭には「ユウイチ」の存在がほとんど薄れていた。

それから二日後彼からのメールにこんなことが書いてあった。

「この間は最高だったね！優ちゃんの身体と俺の身体相性ピッタリだったし。運命感じたよ。もうまた抱きたくなってる。優ちゃんもそうだろ？また気持ちよくなろうな」

あきれた。というより
メンドーなことになりそうな予感がした。
そして予感は的中した。
彼がワタシに恋愛し始めたのだ。

男とは何故こうも単純なのか。
まぁ、単純もひとによっては長所ではある。
今のユウイチの単純さは迷惑でしかなかった。
彼はワタシも自分にハマっていると思い込んでいた。

毎日のように彼は訪れた。
まるで他より自分は特別だというかのように。
しかしそう長く、多趣味な彼の財布がもつはずもなかった。